
フッ素塗布の効果
歯にフッ素を塗布すると、次のような効果があります。
(1)歯質を強化 し、虫歯になりにくい歯にする。
(2)初期虫歯になりかけた部分の自然修復 (再石灰化) を促進する。
(3)抗菌作用や抗酵素作用
により、虫歯菌の活動を抑制する。
フッ素による虫歯予防のメカニズム
虫歯の発生 とは、歯の周囲に生息する微生物が、食物などに含まれる砂糖などの発酵性の糖を分解し有機酸を生成し、それによって歯面のカルシウムが溶解(脱灰とも言います)していくことです。このとき歯表面の硬いエナメル質の結晶構造が壊されてしまいます。
フッ素によって虫歯が予防できる理由は

結晶の安定化
下図に示すように、エナメル質表面のヒドロキシアパタイトの結晶の OH – 基が F – と置換することにより、より結晶性の高い化学的に安定なヒドロキシフルオロアパタイトに変わり、細菌のつくる有機酸に溶けにくくなるのです。
再石灰化の促進
齲蝕(虫歯)は脱灰と再石灰化を繰り返しながら進行するが、低レベルのフッ素はその再石灰化を促進すると考えられている
フッ素の歯面への塗布
表参道デンタルサロンではプロフェッショナルティースクリーニング(PMTC)の仕上げに2%リン酸酸性フッ化ナトリウムのペースとを歯面に塗布しています。
これは歯表面のステインや茶渋、歯石がクリーニングされ、きれいな状態になっていることから、フッ素が歯に取り込まれやすいからです。
1. フッ素を歯の表面と裏側に塗布し、5分間(中学生以下は3分間)そのままの状態でお待ちいただきます。
2. 5分後に余剰のフッ素を軽く拭き取り、うがいはせずにそのままお帰りいただきます。約30分間は何も食べたり飲んだりしないでください。うがいもしないで下さい。フッ素の効果が減少します。
フッ素を塗布したからといって完全に虫歯にならないわけではありません。
日頃の歯ブラシをしっかり行うとともに糸ようじ(フロス)の併用もおすすめします。
フッ素は念に2~3回、定期的に塗布することによって最大限の効果を期待できます。





