どうして差し歯になるの?

過度に進行した虫歯や、外傷による破損など神経を抜く治療が必要な場合があります。

神経を抜いた歯は、神経を抜かない歯に比べればもろくなっています。

どうしてもろくなるのでしょう。

歯の中には神経とともに血管が通っています。血管は血液が流れていて、健全な歯を維持するための栄養や水分を運んでいます。神経を抜くと、それらの供給が遮断されてしまい歯が残っていても生物学的には死んでしまいます。

活動を止めた歯は、次第に乾燥していき、歯の強度を失っていきます。

さらに神経を抜いて数年も経過すると、歯の色が赤茶色に変色してきます。


差し歯の治療

通常は、神経を抜く治療した後に空洞になった神経の穴に樹脂を詰めます。その後補強のための金属の土台を接着し、最終的には人工の白い歯か、銀歯をかぶせます。
これはもろくなった歯を割れや欠けから守り、すこしでも歯の強度を増大させて、長く使用できるようにするためです。

支台築造の構造図

もちろん神経を抜いた後に樹脂を詰めただけで差し歯にせずに、何年もトラブルがなく使用されている方もいらっしゃいます。ただ神経を抜いた歯の割れや欠けはある日突然起こります。特に硬いものを噛んだときではなく、普通の食事の際に割れたりすることが多いのです。これは歯の強度の減少が確実に進行していることに他なりません。
万が一このように歯が割れてしまった場合、割れたのが歯の頭の部分であれば、その時点で差し歯にすることができますが、歯の根の部分で割れてしまうとその歯を保存することは困難になり、たいていの場合は抜く処置が必要になります。抜いた後は、その場所にはインプラント、ブリッジ、入れ歯のいずれかの選択肢しかありません。


神経を抜いた歯は、長期的使用を望むのであれば、差し歯にしてかぶせる治療を施しておくのが安心といえます。


 

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